うずら卵は半熟標準化へ

本当の美味しさを誰も知らなかった うずら水煮卵

うずら水煮卵 はまずいという誤った認識

うずら卵は古くから長期保存を目的とした缶詰やレトルトの水煮商品が広く流通していました。これらの商品は高温殺菌処理されるため白身はゴムのように固く、さらに黄身の味も水っぽくなり美味しさが損なわれます。つまり、それがうずら水煮卵の味であると記憶されてきました。
うずらを不味いから嫌いという方のほとんどが、この水煮卵商品が原因だったのです。
これはうずら卵の問題よりも当時の物流環境による弊害であったのです。

根強いうずら卵ファンの存在

そんなうずら卵も、中華丼に入っていないと許せない!という人もいれば、スーパーの惣菜のうずらの串揚げや、コンビニなどでおつまみ品として確固たる地位を築いている燻製卵などは根強いファンを獲得していました。
また、やきとり屋を筆頭に居酒屋などでうずら卵の串焼は長く愛されてきました。
うずら卵には「一口で卵の全てを味わえる」という鶏卵にはない楽しみ方があり、おつまみに最適な一品として重宝されています。
また、その裏にはこだわりを持つ職人達が、繊細な火入れで茹でることで、うずら卵本来の美味しさを引き出していたことも大きな要因でしょう。

うずら半熟卵新時代到来!

始まりは焼鳥業界から

近年、名店と呼ばれる焼鳥店がこぞって展開し、業界標準になりつつあるのが「半熟うずら卵串焼き」です。
素材の旨味を最大限に活かしたいという職人のあくなき探求心により実現され、この美味しさを一度知ってしまったお客さんが各所で要望したため広がっていったようです。
今では、焼鳥業界だけにとどまらず、串揚げ、天ぷら、居酒屋などで、うずら半熟卵がお客様を驚かせる高いポテンシャルを持つことに気づき、どんどん利用が広まっているのです。

半熟で広がるうずら卵の楽しみ方は無限大

半熟という繊細なテーマが与えられ、職人たちはこの旨さを最大限に活かすため独自のアイデアで様々な表情を生み出しています。
繊細な火入れの技術も様々あり、また、合わせる調味料の塩・たれなどの個性あふれる独自メニューを開発し、看板メニューとなるほどうずら串は生まれ変わっているのです。

この、うずら卵半熟標準化時代を牽引しているのが、「完全に半熟」と言えるうずら半熟卵を業界で唯一業務用として提供する、株式会社モトキのうずら卵加工技術なのです。
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